読み聞かせボランティアを続けるコツ

クラスで読み聞かせ

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ボランティアって自分の時間を割いて活動することです。

仕事が忙しくなったり、気分が乗らないときもあったり、面倒くさくなってしまい「やめようか…」と思ったこともあります。

そんな私が、

読み聞かせボランティアを10年間続けられたが4つのコツについてお伝えします。

「聞かせる」のでは「聞いてもらっている」という意識を持つ

「私ってば、わざわざ自分の時間を割いて子どもたちのために読んであげているのよ」

と思っているのであれば、考え直すかボランティアはやめた方がいいです。

そういった意識があると、

  • 選書が適当(年齢層や時節を考えない)
  • 練習しないので伝わらない(子どもに本の内容が伝わらない)

こうなると、朝の貴重な時間が先生にとっても、子どもにとっても無駄に過ごすことになってしまいます。

子どもたちが読み聞かせをきいてあげるボランティアになってしまう!

そうならないように、あくまでも子どもたちが喜んでもらうために謙虚な気持ちを持って活動しましょう。

「気をつけよう。暗い夜道とボランティア」とはよく言ったものです。

上手い下手は関係ない

上手い・下手の定義ってなんでしょうか?

子どもたちがみんな喜んでくれて、終わった後に、その話しで盛り上がることでしょうか。

同じ人が同じように別のクラスで読んでもそのようにならないこともあります。

それは下手だったということでしょうか。

そうではありませんよね。

上手い、下手かは意識が自分の方に向いてしまっています。

意識は子どもたちに向けることが肝要です。

従って、教室に入ったら

「この本の素敵さが伝わるといいな」

と思いながら読むことを心がけましょう。

子どもたちに喜んでもらいたいなと思いながら選書して、練習した読み聞かせは、多少たどたどしてくも、つっかえてしまっても心に届く読み聞かせになり、聞き手も話し手も有意義な時間を過ごすことができます。

無理をしない

これすごく大事です。

読み聞かせ優先して本業に支障が出たら意味がありません。

私の場合、状況に応じて出動回数を以下のように決めてます。

状況回数
余裕があるとき月2回
プライベートを充実させたいとき月1回
仕事がちょっと忙しくなってきたとき学期で1回
仕事がめちゃ忙しくなった とき1年に1回

このように完全に自分のペースで行うことにしています。

周囲に宣言する

自分が機嫌よく活動できるように、周囲に理解を求めます。

回りのお母さんたち

「仕事を持っているから、出れる回数が少ない時期もあるけど、ご理解お願いします。」と伝える

職場の同僚 

「読み聞かせボランティアをやっているので、仕事に支障が無い範囲で活動するのでご理解お願いします。」と伝える。

三方良しを意識する

 三方良しとは、

こんな意味ですが、読み聞かせに例えると、

  • 売り手:自分が楽しむ
  • 買い手:子どもが喜ぶ
  • 世 間:学校も助かる

こんな感じです。

「自分の行動はとてもいいことをしている」

という自己肯定感があったので、気持ちが切れずに続けようと思えました。

何を読んだら分からない時は図書館を活用

結構悩むのが、

「何を読んだらいいか分からない」

ことです。

わざわざ本を買ってくるとお金が無いので図書館を利用するのがベストです。

そこで図書館を活用するための2つの方法です。

市町村立図書館の司書さんに相談

どこの図書館でも「レファレンス」というサービスを行っております。

レファレンスサービス(reference service)とは、図書館利用者が学習・研究・調査を目的として必要な情報・資料などを求めた際に、図書館員が情報そのものあるいはそのために必要とされる資料を検索・提供・回答することによってこれを助ける業務である。また需要の多い質問に対してあらかじめ、書誌・索引などの必要な資料を準備・作成する作業もこれに付随した作業であると言える。 出典:wkipdediaより

とありますが、簡単に言うと、

本に関して相談に乗ってくれるサービス」

です。

司書さんに相談すればいいのですが、ぶっちゃけ司書資格の有無ではなく、人によって得意・不得意分野があります。

従って、「絵本の読み聞かせに詳しい人」に聞きましょう。

聞き方としてはカウンターで point

「読み聞かせの選書で悩んでいるので、経験がある方にご相談したいのですが」

が正解です。

規模の小さい図書館だと異動したてでペーパーの司書だったり、読み聞かせの経験がない司書もいますので。

都道府県立図書館のホームページで冊子やチラシを見る

図書館にブックリストの本やチラシがあったりしますが、図書館によっては力の入れ具合が違ってたりします。

そんなときは、都道府県立図書館のホームページからブックリストを見るかダウンロードして印刷しておきましょう。

▼こんな感じのです。  

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さすが東京都!

完成度が恐ろしいくらい高いです。

市販されているものでしたら、東京子ども図書館が発行しているのも素晴らしいです。

この中から選ぶポイントとしては、

  • 対象学年のもの
  • 季節にあったもの
  • 2冊以上読む場合は、分類が続かないようにする
    例:知識絵本が続かないようにする等

 他にも細々としたことがありますが、初心者はこれぐらいでいいと思います。

子どもと楽しみながら読む本を決める

読み聞かせって本番前に何回か練習する必要があるのですが、子どもにその役をさせます。

その時にいつも言ってることですが

「(自分の子ども)○○ちゃんには特別にみんなより先に読んであげる」

っていうと目をキラキラして喜んでくれます。
※低学年の場合^_^;

さらに候補が複数冊あると、

「○○ちゃんのために全部順番に読んであげる」

っていうと「わーい❤」って喜んでくれます。

※やっぱり低学年の場合

子どもと触れ合うきっかけを作ることができ、しかも喜んでくれます。

最後にどれが良かったか聞けば、子ども目線で良しあしを決めてくれるのでこちらも大助かり。

一石二鳥です。(*´ω`)

高学年になってくると宿題が山程あるのでうざがられたりします。

※うちの場合だけかも💦

そんなときは、スイーツをあげるとかご褒美をあげたりしましょう。💦

絵本を勉強したことは将来生きる

読み聞かせの経験は孫が出来たときに必ず活用できます。

特に絵本の良書は昔から読み継がれた本が多いので、その時代になったとしても現役で使えます。

その時の知識と思えば有効な投資になります。

群れない

同じ志を持った人が集まっていますが、どうしても気の合わない人もいます。

そういのが煩わしくなってやめたくなるのでもったいないです。

従って、必要以上に群れないことが重要です。

ちなみに私は以下のことが嫌いでした。

・早く帰りたいのに気が合わない人とおしゃべりに付き合わされたりする人間関係

・「読み聞かせあるべき論」のように、熱く語る人との温度差
※私は自分のペースでやりたい方です。💦

なので読み聞かせは

  • 自分が気分よくなるため
  • 我が子のため
  • その我が子が通う学校のため

 と割り切ることです。

そうすると気持ちが楽になります。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

自分のペースを保つのと、三方良しの精神でいると、図書館を上手く活用する、他人と比較せず自身の考え方を確立できれば続けられるのではないかと思います。

読み聞かせボランティアを続けたみたら、年老いたとき孫に上手に読んであげられますよ。

 人生を有意義にするための一つの行動だと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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