朝の会の読み聞かせでおすすめの絵本はある?
と悩んでいる方に向けた内容となっています。
- 元公務員です。
- 若かりし頃、民間企業で1年半勤めた経験があります。
- 職員採用試験の担当を経験したことがあります。
- 公共図書館の館長職を含めて9年間の勤務経験があります。
- 図書館勤務希望者10人の面接をした経験があります。
- 図書館巡りが好き。関東近郊の図書館を100件ほど見てます。
- 読み聞かせボランティア10年間やっています。
まず朝の時間の心構えを持つ
学校によっては違いがありますが、大体は月曜日の8時15分~30分頃までの時間で読み聞かせをするのではないかと思います。
土日が終わって、
さあ今週も学校が始まるぞ!
1時間目の授業が始まる前の貴重な時間です。
子どもたちの気持ちを後押ししてあげられるような時間にしよう!
という心構えを持つことが大事です。
選書が重要です
しかし、時間は15分ぐらいしかありません。
その短い時間の中で子どもたちに
楽しかった♪😄
と思ってもらうには、選書が肝になってきます。
避ける本
長い読み物系
まだ学校モードになっていない子もいますので、ガッツリの読み物系を一発目に持ってくるのは、朝からカツ丼を食べるようなものになってしまうので避けましょう。
戦争系、生き物が死んでしまう系
知識として知っておいてもらいたい内容でもありますが、そのタイミングではありません。
月曜の朝一のワクワク感を出すためには避けるべき内容です。
5~7分ぐらいで読める知識絵本、物語絵本を1冊ずつがベスト
理由としては知識絵本は知的好奇心を、物語系は感情を揺さぶるのでバランスが取れています。
5~7分ぐらいの本ならば、手にとったときに差ほど厚みがなくて文字がぎっちり書いていない本を選びましょう。※文字が多いと老眼なので読みづらい😅
「かがくのとも」がおすすめです
知識絵本ならば福音館書店から発行しているかがくのともがおすすめです。
毎月発行させており季節感が感じられる選書が可能です。
直近の年の内容があまり自分には合わなかったら、昨年のものを見てみましょう。
昨年のものが開架に無かったら閉架書庫にあるので「福音館書店のかがくのともシリーズを持ってきて欲しい」とい職員にお願いすれば持ってきてもらえますよ。
この手の絵本は経年による内容の陳腐化はしにくいものです。
こちらは甲斐信枝さんの代表作の一つ「雑草のくらし」ですが、出版してから30年以上経ちますが今でも読みつがれています。
また、ページ数も20ページ前後でリアルな絵や写真が描かれているので非常におすすめです。
「うまれたよ!」シリーズも迫力ある写真で惹きつける!
この「うまれたよ!」シリーズはうまれてくる過程、その後の育つ過程が、要所で写真になっています。
肉眼では見ることが出来にくい産卵シーンなどのシチュエーションを、マクロレンズで撮影したものが絵本になっています。
非常に見応えがあるのでこどもたちも
すげーーーーーこんなふうになってんだーー
と声を挙げる子や、口を空けてポカンとしている子もいます😄
ものがたりは「こどものとも」がおすすめです
子どもが想像する世界を大きくひろげる絵本です。
対象は6歳前後ですが、これもページ数は20~30ページと朝の読み聞かせのはちょうどよく、小学校中学年ぐらいでも可なものもあります。
まとめ
あまり時間を掛けずに手軽に選書を出来る方法として紹介させていただきました。
でも王道は、読み継がれているいわゆる「良書」と言われている本を覚えることが重要で、そこを起点に選ぶことが大事です。
↓この本は東京子ども図書館から発行している教科書的な本です。
手元に置いておきたい一冊です。